産地だより

未来のおいしいを紡ぐための一杯

スープストックトーキョーでは2020年の秋、香り高いしいたけを使った「宮崎県諸塚村(もろつか)しいたけと豆乳のポタージュ」をご用意しています。
商品名に冠した宮崎県諸塚村とスープストックトーキョーとの出会いは、2012年。アトレ四谷店の壁やテーブルに諸塚村のどんぐり材を使用させていただいたことがきっかけです。そこから、さまざまな形でお付き合いを重ね、このたび諸塚村の食材をふんだんに使ったスープが出来上がりました。


宮崎県北部に位置する山々に囲まれた小さな諸塚村は、“森とともに生きる村”として、林業を中心にした村づくりをしています。スープストックトーキョーと諸塚村の出会いは 約8年前。諸塚村に何度も足を運ばせていただき、お話を伺う中で、自然の恵みが未来に持続するよう森林を保全し活用する暮らしを営む諸塚の皆さんの思いや取り組みに深く共感し、諸塚どんぐり材プロジェクトに参加しました。その後〈アトレ四谷店〉の店舗のリニューアルの際に諸塚どんぐり材を採用、製材時に出た端材を有効活用した壁のデザインや、どんぐり材の表情が楽しめるようテーブル天板として活用しています。

▲スープストックトーキョー アトレ四谷店

その後、村で丁寧に作られている原木しいたけやきくらげのおいしさに感銘を受けて、「生姜入り7種の野菜の和風スープ」や「酸辣湯」の食材として使用させていただくようになりました。

諸塚村のしいたけの開発や広報を担当する〈ウッドピア諸塚〉 の黒木雄介さんは、 その魅力をこう語ります。
「諸塚ではしいたけ栽培に必要な原木をすべて村内で自給しています。 つまり、しいたけを木の段階から育てています。 木の養分を吸収・分解するしいたけは、 自然を循環させる生き物であり、 森の栄養を吸収した食べ物だとも言えます。 しいたけに宿った私たちの森のエネルギーで皆さんに元気になってもらえたら嬉しいです」



また、この原木しいたけは、森林環境への配慮があるその生産から消費者に届くところまでの一貫したシステムが認められ、食品としては世界的にもめずらしいF S C ® 認証(森林管理協議会、本部ドイツ)を取得しています。


今回、新たに登場した「宮崎県諸塚村しいたけと豆乳のポタージュ」のだしには、諸塚村の乾しいたけの傘と軸を使用しています。これまでなかなか使い道がなかったという乾しいたけの軸も無駄にせずに香り高いだしを抽出するために使用し、豆乳で仕上げたポタージュに旨みとこれまでにない格別な風味を与えています。具材にも、同じく諸塚村産のしいたけときくらげを加えて、さらにがんもどき、春菊、柚子を添えた食べ応えのあるスープです。


ぜひ森の恵みが詰まった秋のスープを店舗にてお楽しみください。

また、このスープにも使用している諸塚村産の乾しいたけやきくらげなど、ご自宅でもお楽しみいただけるよう、ルミネ新宿店に併設するギフトショップにて、2020年10月上旬より期間限定で取り扱いいたします。ご自宅でも諸塚村の恵みをお試しください。

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スープストックトーキョーのスープは、全国各地の生産者とのパートナーシップによって成り立っています。「10年後も“おいしい”を届けたい」という思いのもと、様々な生産者や取引先と日々お話をさせていただきながら、おいしい食材を継続的に生産し続けられる環境づくり、おいしいものを作り続けるための調理の工夫などについて考えています。
宮崎県諸塚村もまさに自然の恵みを未来につなげていくための循環型の取り組みを継続されており、その価値観に共感するとともに、私たちのスープを通じて、そういった取り組みを一人でも多くの方に知っていただくきっかけになればと思っています。
私たちも、“未来のおいしい”を紡いでいくために今やるべきこと、やれることについて日々皆様と一緒に考えながら、一つ一つ形にしていきたいと思います。

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