1人の社員がスープ専門店の歴史を変えた、Curry Stock Tokyoの始まり

きっかけは、ある社員が友人から聞いた一言。
「スープストックってカレーもあるの?」

社内でも“カレー好き”として知られていたその社員にとって、衝撃的な一言でした。

私たちは 「Soup Stock Tokyo」という名前の通り、1999年から食べるスープの専門店として営業していますが、スープと同じようにこだわりと熱意を持ってカレーを作ってきました。カレー好きの方にもとても好評で種類も豊富な自慢のカレー。しかし、このこだわりがお客様に伝わっていない事に気付かされました。

「私たちのこだわりが詰まったカレー。お客様にどうしても食べてもらいたい、もっと知ってもらいたい。」
そんな、一人の熱い思いから、Curry Stock Tokyoはスタートしました。

そのお祭りは年々話題となり、今では1年で1番多くのお客様に足を運んでいただく日になりました。

2016年、スープ専門店なのに”スープのない一日”が誕生

私たちのカレーを知ってもらうためには中途半端ではだめ。看板の「オマール海老のビスク」も「東京ボルシチ」も販売せずに、カレーだけを提供するイベントにしようと決めました。

ブランド創業から「スープの色が主役」という理由で白と黒を守ってきたSoup Stock Tokyoの看板は、黄色の「Curry Stock Tokyo」テープでぐるぐる巻き。

社内では「いくらなんでも…」と心配をする声が上がりましたが、企画者の覚悟の強さに、“スープのない一日”としてCurry Stock Tokyoは決行されました。

第一回目のCurry Stock Tokyoは、予想を大きく上回る大盛況。Soup Stock Tokyoカレーへのこだわりを多くの人に知っていただけただけでなく、私たちにとってもお祭りのように楽しい一日になりました。

2017,2018,2019年、毎年大きくなるお祭りの輪

2017年以降も、お客様からの反響は絶えません。開催当日のお客様の列は年々長くなり、盛り上がりを増していく中で、たくさんの種類のカレーを食べてみたいというお客様からの声にお応えして、1種だけでなく2種、3種のカレーを同時に楽しんでいただけるメニューも始めました。


▶2018年登場、数種類を同時に楽しめる2種がけカレー

Curry Stock Tokyoを、お客様ともっと盛り上がるお祭りにしたいと、ちょっとしたサプライズも考えました。”黄色いもの”を持ってご来店いただくと、ちょっとだけいいことがあるというサプライズです。

会社の机から黄色の文房具を持ってきてくださるお客様、わざわざお店の皆さんにと黄色のひまわりを買ってきてくださるお客様…。スタッフもこの日は、「何か黄色いものはお持ちでしょうか」というお客様との会話をとても楽しみにしています。

2020,2021,2022年、今、私たちができる方法で。コロナ禍のCurry Stock Tokyo。

2020年、今年はどんなふうにお客様と楽しもうかと考えていた時、新型コロナウイルス感染症の影響により休業や時間短縮営業となりました。こんな時だからこそ出来る事、やりたい事をもっと考えよう。密にならずにお客様にカレーを楽しんでいただける方法はないだろうか…。さまざまな方法を話し合いながら、ご自宅で好きな時間にオンラインショップやデリバリーサービスでも楽しんでいただけるように、新しいCurry Stock Tokyoの形を模索しながら進めていきました。

2022年は、さまざまな「カレーの魅力」の発見をテーマとし、多種多様なカレーを自由に楽しんでいただけるようなスタイルで開催しました。

そして2023年、8年目を迎えるCurry Stock Tokyoを開催

2023年で8年目を迎えるCurry Stock Tokyoでは、種類豊富なこだわりのカレーと、今年初めて皆さまにお召し上がりいただく新商品が登場します。カレーは1種だけでなく2種、3種を同時に楽しんでいただるメニューをご用意します。そして今年も、何か黄色いものをお持ちいただくとちょっとしたサプライズをご用意してお待ちしております。たくさんのお客様にお越しいただけますよう、当日を楽しみに、準備を進めています。ぜひお越しください。

※2023年のCurry Stock Tokyoは終了いたしました。たくさんのお客様にご参加いただき、誠にありがとうございました。また来年以降も詳細決まり次第お知らせいたします。

ストーリー

一覧をみる