商品のひみつ産地だより

「カリフラワーの冷たいポタージュ」に込めた私たちのこだわり

料理の主役に躍り出ることはそこまで多くないけれど、しっとりとした食感の中に、みずみずしく繊細な甘さを秘めたカリフラワー。Soup Stock Tokyoでは、毎年このカリフラワーを主役として、帆立のブイヨン「フュメ・ド・サンジャック」と合わせ、冷たいポタージュを作っています。ひんやりとしたスープを口に運ぶと、柔らかな甘味とほのかな帆立の旨味がすっと広がる贅沢な一杯。今では期間終了を待たずに、すぐに完売になってしまう人気のスープになりました。
私たちが「カリフラワーの個性に光を当てよう」、そう思いはじめてから約10年つくり続けているこのスープ。おいしさを最大限引き出すための試行錯誤を続け、3つのポイントにたどりつきました。

1つ目のポイントは、生産者と共につくった採れたての食材を使う

私たちの食材へのこだわりは、生産者さんとの関わり方からはじまります。顔が見えることでの安心安全はもちろん、食材の品質や鮮度にも関わることだからです。
カリフラワーは採ってから時間が経つと酸化が進んで色が黄色くなり、味も落ちてしまいます。そこで、少しでもスープを作る工場の近くで最高のカリフワラーをつくっていただける生産者さんを探す中で出会ったのが、静岡県の生産者団体TOPHATさんでした。
元建設コンサルタント、元アパレルショップスタッフなど、さまざまなバックグラウンドを持ち、「“野菜”だけでなく“日本の農業”も育てたい」という志を持った若手の農家さんの集まりです。私たちのものづくりのこだわりに共感をしてくれ、共に厳しい基準を持って取り組んでくれる生産者さんです。TOPHATさんとSoup Stock Tokyoの商品開発担当は常に生育状況をやりとりしながら、収穫時期を迎えます。
TOPHATの代表をされている早川ナナさんは、こうおっしゃいます。「もともとSoup Stock Tokyoのことは、おいしいスープ屋さんだなと思っていましたが、おしゃれなイメージが強いので、まさかこれほどまでに食材へのこだわりがあるとは!とご一緒するなかで驚いています。植え付けから収穫まで一緒に進めているので、まさに二人三脚です」

2つ目のポイントは、収穫したら新鮮なうちにスープにする。毎年の食材の状態に合わせてつくる

カリフラワーの最もおいしい季節は冬。その寒い季節の中でも「一番おいしい時」をTOPHATさんと相談し、毎年ベストのタイミングで収穫しています。収穫後、すぐにスープづくりが始まります。
大きな葉を押し広げると、そこには眩しい白色のカリフラワー。実際に生のままで食べると、やわらかな甘みが口の中に広がります。噛めば噛むほどみずみずしいのが新鮮さの証です。カリフラワーの味は、その年の天候などにより少しずつ異なるので、年ごとにレシピを見直してスープに仕上げます。

3つ目のポイントは、一番おいしい季節に最高の状態で食べていただく

カリフラワー

こうして手間隙をかけてつくった最高のカリフラワーを一番おいしくお召し上がりいただけるのはいつか。私たちが出した答えは夏でした。旬のカリフラワーの繊細な甘みや旨味を感じていただくのには「冷たいポタージュ」がぴったりだからです。
ですから、冬につくられたスープはすぐに冷凍されます。これで、できたての味と香りをそのままに、夏に楽しんでいただくことができます。
私たちの「冷凍」への考え方は、妥協ではありません。食材にこだわる私たちが「もっとおいしいスープを」と考え続けてたどり着いた結論です。

「一番おいしく召し上がっていただくために何ができるか」だけを考えて

「カリフラワーの冷たいポタージュ」には、私たちがものづくりで大切にしているこだわりがつまっています。それは、「生産者と共につくった素晴らしい食材を、鮮度にもこだわり一番おいしい状態で召し上がっていただく」という、シンプルだけど難しいことです。そのどれか一つでも欠けては私たちのスープにはなりません。

今年も夏がきました。
この一杯のスープを通して、私たちのこだわりを感じてください。

カリフラワーの冷たいポタージュ

■販売店舗
・Soup Stock Tokyo外食店舗
・家で食べるスープストックトーキョー
・二子玉川東急フードショー店
・高島屋大阪店

■販売期間:2023年8月21日(月)〜
※数量限定のため売切れ次第、販売終了いたします

素材を食べる「カリフラワー」の冷たいスープ(冷凍スープ)

■販売店舗
・Soup Stock Tokyo
・ルミネ新宿店
・キラリナ京王吉祥寺店
・中野店
・流山おおたかの森S・C店
・家で食べるスープストックトーキョー全店
Soup Stock Tokyo公式オンラインショップ

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