スープのひみつ

アートから生まれたスープ|フェルメール編





スープストックトーキョーの新しいメニューが生まれる瞬間は日常の中にいくつもあります。
やさしく舞い落ちる雪が辺り一面を覆う情景を目の当たりにしたときや、
アーティストとの会話の中から作品に込めた思いに触れたときなど、一見、食とは離れたシーンでも、
そのひとつひとつの瞬間は私たちにインスピレーションを与えてくれます。
なかでも、アート作品とその背景にあるストーリーに着想を得てスープを生み出すこの取り組みは、
2010年頃からスープストックトーキョーが取り組んできた独自の開発アプローチです。


17世紀のオランダの画家・フェルメールが描いた“牛乳を注ぐ女”からインスピレーションを得て、
2018年秋、Soup Stock Tokyo の新たなアートスープ「フェルメールの”牛乳を注ぐ女”のスープ」が生まれました。



“牛乳を注ぐ女”は、17世紀のオランダの画家・フェルメールが日常から美を見出して描いた作品です。
このスープも、牛乳や生クリーム、パン、野菜からとっただしなど、
日常の食卓に上がるようなものを使いながらも、この作品のように凛としたスープに仕立てました。
パン以外の目立つ具材は入れず、作品における壁の余白のように、
あえて引くことによってスープ自体の味を引き立てています。


商品を決めるその最終過程に、実は3つの試作品がありました。
どれも個性が光り、味としてはスープストックトーキョーとして胸を張っておすすめしたい出来栄え。
最終的に選ばれたのは、“酸味が効いた発酵感のあるスープ”、
3つのなかでも一番クセのあるスープが、この名を冠することになりました。



決め手は、作品の世界観を一番味わうことができるから。
熟考を重ねた私たちが大切にしたのは、「万人受けすること」より「この作品から生まれたスープとして印象に残ること」でした。
このスープは、私たちにとっての「作品」なのです。

ストーリー

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