あけましておめでとうございます。
私の学生時代の夢は、全国高校サッカー選手権で
日本一になることでした。
私の通っていた高校は元日本代表の中田英寿選手の
母校で、当時全国屈指といわれる名門高でした。
県内のサッカー少年は、その高校の伝統である
「緑のユニフォーム」を着てピッチに立つことが憧れ
で、私もその一人でした。
120人の部員がいる中で、試合に出場できるのは
11人だけです。1年生の時からその11人に入るため、
誰よりも瞬発力をつけようと毎日の練習後、ひとりで
走り込みをしていたことを今でも覚えています。
チームは、試合に出場する11人だけではありません。
補欠の選手、補欠にも入れず応援にまわる選手、監督
やコーチ、マネージャー、多くの人達で成り立っています。
14年間続けてきたサッカー人生で感じたことは、
この全ての人達が同じ目標に向かって全力を尽くすこと。
そしてどんな時でも腐らず、一人一人が
「チームのためになにができるか」を考えて行動すること
で、いいチームになっていくと確信しています。
スープストックトーキョーでの仕事も、当時のチームづくり
に似ていると思います。一人だって“必要のない人”
なんていないのです。
それぞれの良さを生かして一人一人が店のために、
そしてお客様のためになにができるかを考えて行動する
ことが大切です。
店の店長(監督)になった私は、これからもお客様に
喜んでいただけるように仲間の一人一人の良さを
最大限に生かせるようなサポートができたらと思います。
新しい年も、スープストックトーキョー ルミネ池袋店という
チームが、お客様に元気を与えられるチームであれたら
嬉しいです。