あけましておめでとうございます。
福岡県出身の私が、
この関西の地に来て6年が経ちました。
仕事を始めた当時、小学2年生と4年生だった子どもたちも、今は中学生になりました。
娘は私の帰りが遅い日には、カレーを作ってくれたり、よくお手伝いをしてくれたりするようになりました。
息子は受験生なので勉強漬けの毎日をおくりながらも、元気な姿を見せてくれるので、仕事と家庭を両立しようとする私には心強い味方になっています。
最近、ふと一息ついた時に、
よく母を思い出します。
私の両親は共働きで、母は看護婦をしていました。4人の子どもの子育てと家事と仕事を、パワフルにこなしていた母。
毎日欠かさず、みんなのお弁当を作り、朝ごはんの用意をして仕事に出て、帰ったら休む暇もなく夕食の準備と…、
子どもながら本当に大忙しにみえた母。
自分のことはいつも後回しで、子どもたちを育てあげることにがむしゃらだったのよと、最近笑って話してくれました。
常に前向きで、目標を持っていて、人にやさしく自分に厳しい母。
そんな母の背中に追いつくことが私の目標です。
私がスープストックトーキョーで働くことを一番喜んでくれて、一番心配してくれている母。
「ごはんはちゃんと食べてる?
仕事は最近どうなの?」
そんな小言がとまりません。
私は母へ、時々この店からスープを贈ります。
離れて暮らしているからこそ、安心してもらうために、「私が元気にやっているよ」という証を贈るのです。
お客様のスープをお贈りする時も、自分の大切な母に贈るような気持ちで包んでいます。
今年もひとりひとりの想いをのせたスープを、皆さまの大切な方へお贈りします。