Soup Friends

Soup Friends Vol.04 / 柴咲コウさん

今回は「ジュテームスープ」の生みの親でもある映画『食堂かたつむり』に主演する、女優の柴咲コウさんです。

──Soup Stock Tokyoを利用する頻度はどのくらいでしょうか?

決まってませんが、結構頻繁に利用しています。ちなみに今日もお昼にカレーを食べました(笑)

──お気に入りのスープを教えてください。

生姜入りのスープが好きです。喉にも良いので。生姜入りのメニューを見つけると、大抵それを選んでいます。

──Soup(スープ/汁物)について何か特別な想いはありますか?

スープって呼べるようなおしゃれなものではないけれど、自分にとっては「みそ汁」が日常であり特別なものです。みそ汁って、だしをとり、好きな具を入れて味噌を溶かすだけの単純な料理だけれど、私にとっては無くてはならないもの。「血液型で食べ物・飲み物の好みが分かれる」という実験を以前テレビで観たことがあるんですが、私(B型)は汁物を他の血液型より好むらしく。もう正にその通り!という感じ(笑)。お腹がいっぱいでも、スープ/汁物が無いと食べた気がしないし、1回の食事が終わった気がしないんです。むしろ汁物だけでいいくらい。極端な話、ご飯とみそ汁さえあればいいんです。

──いつもの食事の決まった習慣はありますか?

何か別のことをしながらだと、ご飯の味に気付かなかったりしますよね。だから、せめて最初のひとくち目は“ちゃんとご飯と向き合うこと”を意識するようにしています。

──実際に料理がお好きで、映画でも料理シーンは吹き替え無しで行われたそうですが、得意料理はなんですか?

料理を愛する主人公が繰り広げる物語なので、やっぱり演じる人も料理好きなのは大前提じゃなくちゃいけないと思うんです。上手い下手は別として、私自身は好きで自分が食べるものは日常的に作っているので、料理シーンも自然に演じられたのではないかなと思います。得意料理は味噌炒めかな?やっぱり味噌を使った料理が多いですね。味噌好きというのもありますが、とにかく大豆や豆が好きなんです。基本はほとんど和食ですね。

──映画では「食べることは、生きること」というメッセージが大テーマになっていますが、 柴咲さんの食に対する考え方や想い、こだわりは何でしょう?

何もしなくてもお腹は空くし、食は人にとって欠かせないもの。だけど、その時の自分の気持ち次第で、幸せな食事だったりその逆だったり、記憶に残らない時もありますよね?でもどんな時でも「ありがとう」という感謝の気持ちは持ち続けていたいと思います。あと、1人暮らししているとどうしても忘れがちだけれど、たとえ自分のための料理でも、作る工程を心から楽しむことは食べる歓びにも繋がるし、大切だなと思います。

──この映画を通じて柴咲さんが伝えたいメッセージは何ですか?

“食”という生きる上で欠かせないことを題材にしながら、料理に付随して描き出される親子愛や隣人愛がテーマになっていて、倫子と余さん演じるおかんも、一見プラスとマイナスで対立し合っているのに、見えないところで引き合っている。そのベースにはやはり“愛”があるということや、「本当にひとりぼっちで居ることは、むしろ難しいことなんだ」、ということを改めて考えさせてくれる映画だと思います。“ひとりぼっちのふり”は出来ても、本当はどこかで何かと繋がっていて、それに“生かされている”という事実がこの物語の根底にあると思います。

──映画の中で特に印象的なシーン/見どころは何ですか?

おかんのハジケ具合ですね(笑)倫子が台詞もなくて動きも派手じゃない分、おかんが際立っていて、その対比が面白いです。

──ジュテームスープを実際に召し上がっていただいたのですが、ひとこと感想をいただけますか?

美味しい!飲み易いですね。しかもピンクペッパーもちゃんと載るんですね。普段だとご飯を頼んじゃうんところですが、これだったらパンを合わせたいかも(笑)

柴咲コウ/しばさき こう

1981年生まれ、東京都出身。2000年の「バトル・ロワイアル」の演技で圧倒的な存在感を見せ、2001年の「GO」では第25回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞と新人俳優賞を受賞するなど、各映画賞を総なめにした。映画、テレビドラマ、CMなどで活躍する傍ら、歌手としても才能を発揮している。ニューアルバム「Love Paranoia」はオリコンアルバムチャートで2位を獲得。さらに2010年3月から4月にかけてライブツアーを行うことも決定している。2010年2 月6日公開の映画「食堂かたつむり」では、恋人との別れを機に声を失ってしまった料理好きの主人公・倫子を好演している。

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