Soup Friends

Soup Friends Vol.03 / 野村友里さん

今回は食をテーマに多岐にわたる活躍で注目される eatrip主宰のフードディレクター、野村友里さんです。

──Soup Stock Tokyoを利用する頻度はどのくらいで、どのような時に利用することがありますか。

料理勉強や映画祭などで海外に行く事が多く、そういった時にはよく成田空港のラウンジ内のSoup Stock Tokyoを利用しています。

──一番のお気に入りのスープを教えてください。

「オマール海老のビスク」です。

──そのスープをなぜ好きなのか、スープにまつわる特別な思い出があれば教えてください。

オープン当初、初めてこのスープを味わった時に、その濃厚さと味わいに「食べられるスープ」の代表格だと感じ、世の中のスープに対する固定概念を変えてくれるモノだと感じたからです。また、試作の段階で参加させていただいたので、そうした思い入れもあります。

──Soup(スープ、汁物)について何か特別な想いはありますか?

たくさんあります。汁物はひと口飲むだけで胃に染み渡り、それだけでその人をホットさせます。何だか人の気持ちが一番反映されるものの様な気がします。風邪の時の生姜の効いたとろみのあるスープ、山の家で寒い朝に飲んだトマトソープ、また、その時の味は未だに再現できていないのですが、子供の頃に頻繁に登場したとろけるチーズ入りのつぶつぶコーンスープなどなど。汁物は胃の中にいったん入った後に、じわじわと体中に、そして、心臓にまで届き満たされ、食に対するこだわりを教えてください。

──食に対するこだわりを教えてください。

意思を持って食べるということです。

──いつも作る得意料理は何ですか?

強いて言うと、煮込み料理ですね。

──いつもの食事の決まった習慣はありますか?

食器だけでなく、お箸置きやナプキンも含めてきちんとセットすることです。

──美味しいものを求めて旅をするとしたら、どこへ行きたいですか?

どの土地でも風土を活かした食材というものがあり、その土地ならではの美味しいものが沢山ありますので、可能な限りどこにでも行ってみたいです。

──未来のSoup Stock Tokyoに求めていることを教えてください。

地球も人も70パーセントは水からできています。そんな水分を含んだwhole soup、包み込むスープ。水色のスープってできるのでしょうか??

野村友里/のむらゆり

フードディレクター。「おもてなし上手の母」のおかげで来客の絶えない家庭に育ち、食の道を志す。1997年に料理を学びに渡英。現在はフードクリエイティブチーム eatripを主宰。ケータリングフードの個性的な演出や、料理教室、アートとして食をとらえた雑誌やラジオ、テレビでの連載等、食の可能性を多岐にわたって表現し、その愉しさを世に伝え続けている。映画『eatrip』が2009年6月に先行プレミア上映後、10月より全国秋の上映会中。さらに、第 33回モントリオール世界映画祭、第27回国際環境映画祭(パリ)開催への正式出品など海外でも上映されている。http://www.babajiji.com/eatrip

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