Soup Stock Tokyoは2022年10月、北海道の和田農園で育ったかぼちゃ「ほろほろ」と「恋するマロン」を使った「和田さんのかぼちゃのスープ」を販売いたします。


商品の企画から販売まで約5年。かぼちゃの品種や配合、そして味を決めるまで和田農園と二人三脚で作ったこだわりのスープです。完成までの過程やおいしさはもちろん、かぼちゃの生産量が減ってきているという現状やさまざまな問題を、一杯のスープを通して知ってほしい。そんな想いも込めています。

Soup Stock Tokyoはこれまで、素材を食べる「和田さんのごぼう」のスープや、素材を食べる「インカの目覚め」のスープなど、和田農園でとれた野菜を使ってスープを作り、販売してきました。


「和田さんのかぼちゃのスープ」の開発のきっかけは約5年前。「北海道産かぼちゃのスープ」に使用していた、メインで使用していたかぼちゃの品種が不作だったことがきっかけでした。気候の変化による影響はもちろん、高齢化が進む中、重労働なかぼちゃの生産から離れていく農家さんが増えていることも一つの要因ということも知りました。


今後もずっと、かぼちゃのスープを販売し続けていきたい。自分たちの使うかぼちゃは自分たちで守りたい。そして未来のおいしいを守りたい。和田農園も、昔はかぼちゃを作っていましたがやめてしまっていました。しかし一緒にかぼちゃの未来を考える中で、和田さんが栽培の再開をしてくれることを決めてくださいました。人手がかかるかぼちゃの収穫には私たちスタッフも毎年お手伝いしますと約束をし、和田農園でのかぼちゃ作りの取り組みが始まったのです。


かぼちゃの品種を決めて栽培し、配合を調整してスープを作るという一連の流れにチャレンジできるのは一年に一度のみ。
Soup Stock Tokyoのかぼちゃのスープは、複数のかぼちゃをブレンドし、砂糖を使わず素材本来の甘さを引き出していることがポイント。和田農園と一緒にかぼちゃのスープを作るための試行錯誤の日々が始まりました。


実際に取り掛かってみると想像とは味が違うことが数年続き、なかなか納得できるものができませんでした。かぼちゃの生産から味の評価、次はどんな品種でチャレンジしていくのか二人三脚で取り組みを続けて約5年が経過しました。そして昨年のかぼちゃの収穫期にやっと、栗のような「恋するマロン」とほくほくとした「ほろほろ」というかぼちゃでスープを作ろうと決めたのです。こうして完成したのが「和田さんのかぼちゃのスープ」。2品種の配合割合も和田農園のご家族皆さんにも相談し、最後はSoup Stock Tokyoと和田農園全員一致でこのスープの味が決まりました。



栗のような「恋するマロン」とほくほくとした「ほろほろ」を使用し、滑らかで上品な甘さに仕上げました。かぼちゃの品種選びからスープになるまで和田農園と一緒に作った、想いを込めたかぼちゃのスープです。和田農園とSoup Stock Tokyoのこだわりの味をお楽しみください。